趣のあるこの建物に入ると、先人の暮らしが手に取るように実感できます。かつての人々は、昔ながらの自給自足農耕と家内手工業を生活の手段として力を合わせ、助けあいながら生き続けてきました。この民俗館には、村びとたちが長い年月をかけて使い古した民具類を展示しています。
そして文化遺産のこれら一つ一つは、当時の村や村びとのくらし方を今に伝えてくれています。
また、食・灯・祝・祭などの視点からは、先人の知恵や苦労が伝わり、心を寄せ合ってきた人々の歴史を語りかけてくれているようでもあります。
・1号館(相倉民俗館)/先住民が使用していた生活道具や農具などの民俗資料を展示しています。
・2号館(相倉伝統産業館)/五箇山の伝統産業の和紙や塩硝に関する資料などを展示しています。
「相倉民俗館」は、当面の間休館しています。「相倉伝統産業館」は入館できます。(2024.1.12)